2020年 05月 05日
第1章 その1 モノを見るとは
|

我々は直接的にモノを見ているわけではありません。モノに反射した「光」を感じることで、いわば間接的にモノを見ているのです。
つまりモノが「光の粒」となり、眼球内に飛び込んでくるのです。
「光の粒」は具体的にどのように眼球に飛び込んでくるのか。
「光の粒」は気ままゆえ、放っておけばアッチやコッチやへと飛び去ってしまいます。そんな「光の粒」を集めることが出来るのが「レンズ」です。

“眼球” の入り口である ”角膜” とその後ろにある “水晶体” が「レンズ」の役割を担っています。その役目は ”網膜” という「フィルム」に「光の粒」を集めること。つまり「焦点」を合わせる事です。
「光の粒」は “網膜” にて電気信号に変換されます。その信号は「視神経」を経由し「脳」へ到達、結果「モノを見る」という “感覚” が心の中に生じます。
様々な組織の協力のもと「光の粒」を感じとります。そんな中でも一番の働き者が 「毛様体」。「虹彩」 の裏にある "筋肉組織" です。その「毛様体」を周囲に従えている「水晶体」は "ピント調節" の主役といえます
眼球の入り口である「角膜」から一番奥にある「網膜」までの距離を「眼軸」と呼びます。この長さには身長のごとく個人差があり、かつ、これが「視力」を決める重大要素になります(図2)。
by o-ieye
| 2020-05-05 14:05
| 近視のススメ